立体視トレーニング

立体視とは、並んだ2枚の画像を1つに重ねるように見ることで裸眼でも立体的な画像を楽しめるというものです。
この立体視でも目の筋肉を鍛えることが可能で、続けることでピント調節機能の改善が期待できます。
立体視には、『交差法』と『平行法』の二種類の方法があります。

交差法のやり方

交差法とは簡単に言うと『より目』です。
より目ができない方は下記の方法で訓練できます。

  • 目と画像の中間付近に人差し指を立てる。
  • 指先をじっと見つめる。すると指の後ろの画像がぼやける。
  • 指を顔に近づけたり離したりして、指の後ろの画像が3つになるように調整する
  • その状態を維持しつつ指を下げる。
  • 画像が3つになり、真ん中の画像が立体的になる。

早速、下記の画像で交差法を試しましょう。

交差法画像

平行法のやり方

交差法は『より目』の要領で両目を中心に寄せて画像を見る手法でしたが
平行法はその逆で、両目を左右に開くように画像を見る手法です。
少し難しいですがコツを掴めば簡単にできるようになります。
下記の方法で訓練してみましょう。

  • 顔を傾けないように水平に画像を見る。
  • 遠くを見るように、力を抜いてぼんやりと画像を見続ける。
  • 2つの画像がぼやけていき3つに見えてくる。
  • 3つに見えてきたら真ん中の画像に意識を集中する。
  • 真ん中の画像が立体的になる。

うまくいかない場合は、下記の紙を使った訓練法も試してください。
※モニターに目を近づけるのは目の負担となり視力低下の原因になります。
この訓練は必ず『紙』で行ってください。

  • 紙に黒い丸を並べるように2つ書く。
  • その紙を目の前まで近づける。
  • 紙をゆっくりと目から離していき、黒い丸が3つに見える位置で止める。
  • 3つのうち真ん中の黒丸に意識を集中しはっきりと見えるように維持する。

黒丸での平行法の例

この黒丸が3つ見えている状態こそ『平行法』が成功した状態です。
訓練を続けるうちにコツが掴め、紙がなくてもできるようになると思います。
慣れてきたら下の画像で平行法を試しましょう。

平行法画像

当サイトでは目のトレーニングのために立体視を取り上げましたが、本来は立体画像を楽しむためのものです。
『立体視画像』や『ステレオグラム』で検索すると、本格的な立体視画像がたくさんでてきますので
慣れてきたら挑戦してみてください。